Google日本語入力のローマ字テーブルTips
知っている人には今更なネタではあるのだけど、Google日本語入力のローマ字定義テーブルはかなり柔軟な定義ができる。
入力・出力・次の入力を組み合わせることでいろいろなことが出来る。
なお、基本設定する英数文字は本来小文字だが、可視性のため、ここでは大文字で表示していることに注意。動作はGoogleJapaneseInput-0.12.410.100で確認。責任はとらないので使用は自己責任で。
月配列でDシフトやKシフトの二度打ちを無効化したい。
以下のように定義。 出力には何も入れないのがポイント。
DD→D、KK→Kとすることで、キーリピートしても問題ないようにする。
入力 出力 次の入力 DD D KK K
月配列濁点前置シフトでKLシフトとLKシフトを統一させたい。
これも前述のように、次の入力に設定。例えばKLでもLKに統一するのであれば、以下のように定義。
KLシフトはLKシフトとする。
入力 出力 次の入力 KL LK
月配列濁点前置シフトでLDシフトで英数を連続して打つようにしたい。
次の入力に設定することで、連続したモードで打てるようにはなる。もっとも、下記設定だと終了時に[BS]2回押さないとなので、使いどころに困る設定ではあるのだが。他のTipsと組み合わせるといいかも。
LD+英数で連続した英数を打てるように。
入力 出力 次の入力 LDA A LD LD B LD 略 LD Z LD
月配列で濁点後置で入力したい
実は次の入力に設定する文字は別に英数でなくても構わない。以下のように設定していくことで濁点を後置にすることが可能。なお、次の入力ではなく、出力に設定してしまうと、「そ゛」になってしまうみたいなので注意。
Qで「そ」、QLで「ぞ」を出力する設定。他も同様に設定。
入力 出力 次の入力 Q そ そL ぞ
定義ファイルを作ってみた。
月配列2-263 for NILScriptを同時シフト対応に
ver 1.01まではプレフィクスのみの対応だったため、「思わず」とかが[DJDKDLLZ]となって、結構めんどうだなぁと感じたので、同時押しシフトに対応させてみた。これで[D]+[JKL] [L]+[Z]と打つことができるようになって満足。
反面、定義はややこしくなってしまった。もっと汎用的にできるようにしないとなぁ。
月配列2-263をNILScriptで実装
Google日本語入力のローマ字定義の実装もしているんだけども、せっかくNILScriptがあるのだから、実装してみる。
作っておけばMS-IMEやほかのIMEでも使えるからね。
[変換]/[無変換]にモディファイアの機能も持たせた。単独押下の場合は従来通り[変換]/[無変換]のまま。
[変換]+[F1]で月配列、[変換]+[F2]でローマ字配列に切替。今回はIMEがONのときのみ月配列が有効。
月配列中に[変換](または[無変換])+英字でローマ字モードとして打てるようにした。(例:[W]で「こ」だが[変換]+[W]で「W」がそのまま出る)
2010/06/30 更新。キーリピート時新たにIMEEnabledを呼ばないように。
こういうことが比較的簡単に出来てしまうのは、NILScriptの大きな魅力だと思う。
Opera 10.60 α1 導入
インストールした。10.51の時は散々だったのだけど、今回は比較的安定している模様。メール関連はインポート後再設定で問題なくいけた。Operaリンクのおかげでブックマークやスピードダイヤルの移行も楽ちん。
今のところ、たま~にだけど表示が崩れるぐらいかなぁ。問題がなければOpera10.10から乗り換えて良く予定。
下駄配列をNILScriptで実装してみる
といっても、そんな大それたことではなく、単純にローマ字変換してエミュレートしてみようってだけ。あくまで雰囲気。
ちなみに下駄配列についてはこちら。
実装方針として
- NILScriptのHotStorokeを使う
- [App]+[無変換]/[変換]でローマ字モードと下駄配列モードを切り替え可能
- 下駄配列モードでキーを押すと対応した文字がローマ字で出力される。
- IMEとの連動は今回はしない。実装方法わかったら対応する。
- キーリピート・タイムアウトについては今回考慮しない。
- 一部記号入力は未実装(するかもだけど)
って感じで。